Vol.3 手書きPOPの極意|“食”スキルUP講座|バイヤーズ・ガイド

連載記事

食品小売マル得情報

ポップアート研究所代表 臼井 浩二 氏

手書きPOPの極意

第3回 従業員のモチベーションを上げる

 私がお伝えしている「手書きPOP」の魅力。どうして、そんなに力を入れて勧めるのか? その理由は、2つあります。

 ひとつ目は、「売上アップに貢献する」からです。今のご商売(お仕事)の売上アップに繋がるのです。  前回ご紹介したように、手書きPOPを活用することで、商品の売れ行きが大きく改善され、3割増、5割増どころか、2倍、3倍になったお店もたくさんあります。

 そして、もうひとつの理由は「従業員のモチベーションが上がるから」なのです。


手書きPOPの効果は2つある


洋菓子店の店頭ボード。商品とは関係のない店長さんの話がお店に親しみを感じさせます

 実は、私は過去に5回転職を繰り返しています。どんな仕事に就いても、「これは自分のやりたい仕事じゃない」と転職の繰り返し。(挙句の果てには、新婚旅行前日に退職届を提出しました)
 そんな継続が苦手だった私に仕事の楽しさを気づかせてくれたのが、実は手書きPOPなのです。

 お客様の心に響くPOPというのは、前章でもお伝えしたように「モノ(商品)」よりも「あなた(人)」を伝えるPOPです。自分や従業員さんの存在を伝える(感じてもらう)話をPOPに書いていく。すると、お客様との関係に変化が生じます。

 例えば、こんなところをイメージしてみてください。
 あなたは仕事の疲れなのか、風邪をひいたのか、身体のだるさを感じている。明日から出張なので早く治そうと近所の薬局へ。
 店員さんに症状を伝えると、ある薬を勧められ、あなたは店員さんのお勧めどおりその薬を買って服用。すると夜には、身体のだるさが見事になくなり、翌日の出張にも無事に行けた。

 さてもし仮に、あなたがこのような状況を体験したならば、「あなたは薬を買った店員さんにどんな感情を持つでしょう?」「また今度つらくなった時、どんな行動をとるでしょう?」
 この薬局の店員さんに好感を抱き、次に具合が悪くなった時は、この方に相談に行こう。そんな気持ちにならないですか?
 一方で、薬局の店員さんの立場としても、自分が勧めた薬でお客様の症状が治って喜んでくれた。そして、自分を頼って再来店してくれる。そんなお客様が増えたら、うれしいに違いない。そう思いませんか?
 お客様にとっても、お店にとってもうれしい好循環が生まれるのです。


お客様との間に信頼関係が芽生える

 しかし、今お話ししたような流れは、お店の店員誰にでもできるというわけではありません。

2017年11月25日(土)

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