ふっくらと丸みがあって変色や傷がなく、泥付きのものを選ぼう
熱帯アジアの主食になっている様々なタロイモ類のうち、最も北で栽培されているのが「さといも」。日本には縄文時代に伝わったとされ、山地に自生していた「やまいも」に対し、里で栽培されることから「さといも」と呼ばれたようです。晩夏から秋にかけて収穫され、煮物を中心に揚げ物、汁物、コロッケ等に利用されます。郷土料理として、山形の「芋煮」、福島の「こづゆ」、新潟の「のっぺ汁」等で広く用いられています。ちなみに良いさといもは、ふっくらと丸みがあって変色や傷がなく、泥付きのものを選びましょう。皮は乾いているものよりも湿り気があるほうが新鮮です。