有限会社隠岐海鮮舎 ご利用法方・活用例|バイヤーズ・ガイド

利用方法・活用例

販路開拓効果により、出荷量・売上ともに4倍以上の規模に。有限会社 隠岐海鮮舎

売上不振のため撤退しようとしていた水産事業


有限会社隠岐海鮮舎 営業・販売責任者 谷里兼一氏

 島根県隠岐の島で岩がき、白バイ貝、サザエ、アワビ、ワカメなど、山陰であがる水産物全般を取り扱う、有限会社 隠岐海鮮舎。現在、北は北海道から福岡まで幅広く出荷を行っているが、最初から順調だったわけではない。
 同社で営業・販売責任者を務める谷里兼一氏は、「私が入社した2年目の頃は建設業の一部署で、実は売上不振等もあり撤退しようとしていました。しかし、養殖の技術はもちろん顧客リストもあるのでもったいない。生産量を上げて販売体制を整えれば、売って来ます!」と申し出た。当時の代表取締役社長 金田吉弘氏の“隠岐の水産振興”への熱意もあり、分社化して継続することになり、平成17年に有限会社隠岐海鮮舎として本格的に始動することになる。

展示会も個別商談会も思うような成果が上がらない


海に面した社屋

 当初は口コミや紹介、鮮魚店を通じて地道に販売を行ってきたが、さらなる販路開拓を目指して10年前から食品の展示会に出展するようになる。その成果について谷里氏は、「ヒオウギ貝やアワビ、サザエをギフトメーカーや商社向けにアピールする目的で出展したのですが効果は思わしくありませんでしたね。」
 そこで個別商談会にも出てみるが、販路開拓には繋がらない。
「違うカテゴリーのバイヤーさんや既に取引のある小売店が来るので、この小売店さんと商談したいと逆指名するようにしています。候補となる小売店さんがいなければ、効率が悪いので参加していません。」(谷里氏)

隠岐のブランド岩がき『清海(せいかい)』を手がける


『清海』の価格はSサイズで231円〜。
※サイズによって異なる。

 その頃、同社に大きなビジネスチャンスが訪れる。
 平成4年に全国でも最も早く隠岐の島で岩がきの養殖に成功したことから、同社も島根県庁・隠岐のいわがきブランド化推進協議会とタイアップして『清海』というブランド岩がきを手がけるようになったのだ。
 『清海』は、産地内での技術向上、安全に対する取り組みなど、あらゆる点で従来品よりも1クラス上のブランドだ。消費者に対する情報公開および消費期限を守ってもらうため、全国で初めてQRコード付きのタグをつけて個体トレーサビリティ・システム導入を行っている。

ヒオウギ貝は4万枚から18万枚、岩がきは年間約10万個の出荷に


ヒオウギ貝

 この頃、時を同じくして、島根県庁が県内の生産者・食品メーカーを支援するためバイヤーズ・ガイドで『島根特集』を連続して組むようになる。
 「この『島根特集』が出てから、様々な買い手から各種お問い合わせをいただきました。この反響から計画生産を行い、ロットを一気に増やしました。ヒオウギ貝であれば4万枚の出荷だったのが今は18万枚。岩がきはシーズンは約10万個の出荷。販路開拓の効果により、出荷量・売上ともに4倍以上の規模に成長しています」(谷里氏)

産直問屋や水産卸、居酒屋チェーン等から様々な問い合わせが!


身が肉厚なので焼き岩がきも人気

 効果について具体的に聞いてみると、産直問屋の事例では「バイヤーズ・ガイドを見て」と電話があり、初回から岩がきで1万個以上の発注があった。その他、ヒオウギ貝や各種加工品をあわせると初年度で600万円、現在は1000万円の取引に成長し、今もどんどん伸びているという。
 また、バイヤーズ・ガイドを見ながら電話してきた東京の水産卸会社は、「岩がきある?」「アワビある?」「蟹ある?」と都度聞かれ、その都度、在庫全量を買い取り。今では蟹やアワビを通年で用意してくれと言われているそうだ。
 他にも東海地区の居酒屋チェーンからは、岩がきが旬の3カ月間で1200個発注が来るなど枚挙に暇がない。

問い合わせの電話をしてきた方は、高確率で成約します


『清海』はUV浄化の水槽に20時間以上つけた後、1ロットごとに第三公共機関に検査を依頼し、結果が出た物だけを出荷

 最後に谷里氏は様々な販路開拓チャネルがある中、バイヤーズ・ガイドについて次のような感想を述べてくれました。
 「バイヤーズ・ガイドは、経営者やエンドユーザーから連絡が直接来るのがうれしいですね。取り扱いたいから電話していますし、電話してきた方は高確率で成約します。また話も早い。取引条件が記載されているので、価格を確認し、配送の話をまとめたら決定します。他の商談のように名刺交換をしたバイヤーにサンプルを送ったり、見積もりを出したり、取引条件を交渉することもありません。さらには、大口のお取引よりもリスクが少ない小口の取引件数増えているのもうれしいですね」

企業情報

有限会社 隠岐海鮮舎

  • 代表:取締役社長 金田隆徳
  • 所在地:島根県隠岐郡隠岐の島蛸木後谷622-1
  • 設立:平成17年11月
  • 連絡先:電話 08512-6-2325
  • e-mail:okikaisensya-shop@okikaisensya.co.jp
2017年09月20日(水)

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