Vol.3 手書きPOPの極意|“食”スキルUP講座|バイヤーズ・ガイド

連載記事

食品小売マル得情報

ポップアート研究所代表 臼井 浩二 氏

手書きPOPの極意

第2回 「見られるだけのPOP」と「売上に繋がるPOP」の違い


思わず立ち止まって読みたくなる、手書きのPOP

 唐突ですが、「魅せる売場」と「売る売場」の違い、日頃から現場にいらっしゃる皆さんなら、ご理解されていると思います。
 「魅せる売場」と「売る売場」、この2つの売場の違いを簡単に説明すると、「魅せる売場」は、商品をお洒落にディスプレイして、お客様に商品を紹介する売場。陳列商品もサンプル程度と少な目に配置します。
 こだわり商品や希少品などの高級商材の陳列は、この方法が効果的。この場合の売場の目的は、「見てもらうこと」「知ってもらうこと」が重要になります。

 一方、「売る売場」は文字どおり売上を稼ぐ売場です。数を売って、どんどん売上を上げることが狙い。特売コーナーなどが顕著な例です。商品を大量に積み上げて、見た目よりもボリューム重視といった感じです。この売場での目的は、「買ってもらうこと」。
 「見て(知って)もらう」と「買ってもらう」。このように目的によって、売場も大きく違ってくるわけです。

 さて、ここからが本題です。実はこの売場の考え方が、POPなどの販促物でも同様に当てはまるのです。
 売場同様、手書きPOPにも様々な種類や方法があります。見た目をオシャレに、可愛らしくイラストを書いて…といった感じのモノから見た目よりも内容重視!というPOPまで。
 ただ、ここでひとつ言えるのは、「見られるだけのPOP」と「売上に繋がるPOP」は、根本的に仕組みが違うということなのです。そう、「見られるだけのPOP」は、売上にはつながりにくいのです。

 「見られるだけのPOP」は文字どおり、売場でPOPを見られて終わるモノ。いわゆるスルーされるPOPです。
 一方、「売上に繋がるPOP」は、「お客さんに行動(購入)してもらえるPOP」ということです。この違いが分かりますでしょうか?

 いくらPOPを書いても、最終的にはお客さんの行動につながらなければ、売り手にとっては残念なはず。どんな綺麗なイラストを描いて、耳触りのよいコピーや文章でカラフルにお洒落に作っても、「きれいだね」「可愛いわね」で終わってしまっては、意味がない。お客様が読んで行動(購入)してくれるPOP、これこそが優れたPOPなのです。


どちらのPOPになっているか?

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